「最近、なんだか物忘れが増えた気がする」「おしゃれする気力がなくなってきた」
そんなお声を、シニア世代の方々やそのご家族からよくお聞きします。
年齢を重ねると、誰しも心と身体に変化が現れます。
特に高齢者の方にとって、心の活力や日々の楽しみを持ち続けることは、健康寿命を延ばす大きなカギとなります。
そんな中、いま注目されているのが「介護美容」です。
これは、ただ見た目を美しくするだけでなく、「美容行為そのものが、脳や心に良い刺激を与える」という新しいアプローチ。
特に認知症の予防や進行の抑制に対して、有効性が期待されている分野です。
「鏡を見る」「おしゃれをする」ことが、脳を活性化させる
私たちは日常生活の中で、鏡を見て髪を整えたり、服を選んだりする時、無意識に「脳の前頭葉」を使っています。
この前頭葉は、「判断」「記憶」「感情のコントロール」など、まさに認知機能に深く関わる部分です。
つまり、「今日の服はどれにしようかな」などと考えることは、まさに脳トレなんです。
さらに、鏡の中の自分に意識を向けることで「自己認識」も促され、これが認知症の進行抑制にも繋がるとされています。
介護美容の現場でも、おしゃれをした後の利用者さまの表情が明るくなり、自信を取り戻したような笑顔を見せてくださる場面が多くあります。
それだけ「自分らしさを取り戻す」ということは、大きな意味があります。
「香り」の力でアルツハイマー型認知症にもアプローチ
また近年、香り(アロマセラピー)にも注目が集まっています。
特に、レモンやローズマリーなどの香りは、記憶を司る「海馬」を刺激し、アルツハイマー型認知症の予防や改善に効果があるとされています。
和み彩では、施術中に心地よい香りを取り入れながら、リラックスした状態で美容ケアを受けていただけます。
ただの癒しではなく、「五感を通じて脳に刺激を与える」ことを目的としたトータルケア。
それが、和み彩の目指す介護美容のかたちです。
介護の現場に、美容という希望を
介護というと、つい「大変」「疲れる」「ネガティブなこと」と捉えがちです。
そこに「美容」というポジティブな要素が入ることで、利用者さまだけでなく、支えるご家族の気持ちにも明るさが生まれます。
「母が久しぶりに笑顔を見せてくれた」
「ヘアセットやメイクをしてもらっただけで、まるで若返ったみたい」
そんな声をたくさんいただいています。
美容は単なる贅沢ではありません。
それは「生きる意欲」や「自己肯定感」を支える、大切なケアのひとつです。
最後に:あなたの大切な人の「いつもの笑顔」を守るために
もし、最近おしゃれに無関心になってきたご家族がいらっしゃるなら。
もし、自分自身が「もう年だから」と諦めかけているなら。
ぜひ、介護美容を取り入れてみてください。
ほんの少しのきっかけで、表情が変わり、心が動き、日常が輝き出します。
そしてその変化が、認知症予防という医学的な観点からも、大きな意味を持っているのです。
当サロンでは、心を込めたケアとともに、科学的根拠に基づいた美容メニューをご提供しています。
一人でも多くの方に、「美しくなることの喜び」「自分を大切にすることの大切さ」を感じていただけたら嬉しく思います。
あなたの大切な人に、もう一度笑顔を届けませんか?
※参考資料:
・厚生労働省「認知症施策推進大綱」
・日本アロマ環境協会「香りと脳の関係に関する研究」
・日本介護美容セラピスト協会資料
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